韓国ドラマ時代劇 あら感

テバク 17話・18話・19話 あらすじと感想






テバク 대박 全24話

第17話 あらすじ

囚われの身となったイ・インジャは、ペク・マングムが生きているとテギルに話す。自分の目で直接確かめろと言い、父の行方を知りたければ自分を助けろと駆け引きをするイ・インジャ。ただ驚いているテギルに、イ・インジャは墓を掘り起こして棺を開けてみろと言う。すぐにマングムの墓に向かい墓を掘り起こすテギルを見て、常軌を逸していると止めるナム・トッケビと周りの者たち。

そして墓の中にはマングムの診察記録だけが残っていた。テギルはその記録を持ち恵民署を訪ね、マングムのことを聞く。治療台帳を見ていた医師は破られた記録簿を見て、ようやく当時のマングムの様子を思い出す。

一方、刑場で死を覚悟していたイ・インジャは、マングムを見つけたければ、自分を助けろと最後までテギルの心を揺さ振る。テギルはチェゴンがくれた札を持ち、イ・インジャを助けるべきか葛藤する。

https://knda.tv/kntv/program/synopsis/31824/page/2/

quetalsurinoさん

第17話感想

ペク・マングムは生きていました。父の行方を知らないテギルはイ・インジャの命を助けるか否かで葛藤します。肅宗が2日間もイ・インジャを生かしていた理由が明かされました。結局、イ・インジャを助けて父の居場所を聞き出そうとするテギルは父マングムを見つけます。イ・インジャはマングムの行方を知らなかったようで、嘘がばれて刑が執行されることになりますが、後30秒くらいのところで、「待った!」の声が上がります。イ・インジャが死に絶える姿を見るまでは何があっても生き続けると強い意志で語っていたスクビンが亡くなります。王族が亡くなった場合、お葬式が終わるまで死刑が執行できないことから、スクビンの死がイ・インジャの命を助けるきっかけとなります。とても残念な展開でした。マングムが生きていることを知ったダムソは、再びイ・インジャに絶望します。イ・インジャは説得力ある発言をしてきましたが、嘘が上手な卑怯な人物のように映ります。

カリスマ溢れる姿の肅宗が突然倒れて17話が終わります。このまま肅宗が亡くなってしまうと、世子が即位することになります。新たな局面を迎えたドラマ「テバク」の今後の展開に期待が高まります。

第18話 あらすじ

世子の前で倒れてしまう粛宗。知らせを聞いて延礽君が駆けつけるが、粛宗は意識を取り戻すことなく黙って横たわっている。その隣でやはり沈黙を守り続ける世子。

一方、死んだとばかり思っていたマングムと会ったテギル。2人は涙の再会を果たし、テギルは今からでも一緒に暮らそうと提案する。だがマングムは自分にはすべきことがあるとその場を繕う。

一方、粛宗の命令を受けてイ・インジャを殺そうとするチェゴン。無罪放免になったイ・インジャは、怪しい空気に気づき逃げようとするが、チェゴンに捕まってしまう。容赦なくイ・インジャを斬ろうとするチェゴン。だがタムソが放った矢でイ・インジャは死の危機から脱出する。タムソはチェゴンの刀で自分自身を刺すのだが…。

quetalsurinoさん

第18話感想

肅宗は亡くなったのではなく、意識をなくしただけでした。病気を隠して痛みを和らげるためアヘンを混ぜたお香を焚いていたようですが、お香が原因で倒れたことでテギルとヨンイン君はイ・インジャを疑います。世子はヨンイン君を警戒したせいか、肅宗が意識を無くしている間、イ・インジャたちを自由にします。こんなに簡単にイ・インジャが自由になってよいのでしょうか。世子はイ・インジャの頼みで、テギルを護衛武官の「禁衛営・別武士(クミヨン・ピョルムサ))に任命しますが、その理由は、テギルとヨンイン君を対立させるためなのでしょうか。

意識が戻った肅宗はイ・インジャが自由になったことを知り、キム・チェゴンを刺客として送ります。しかし、ダムソは自分の命と引き換えにイ・インジャを助けます。予想はしていたものの、なんと悲しい運命のダムソなのでしょう。彼女は最後にテギルの名前を口にしますが、やはりヨンイン君ではなくテギルが好きだったようです。彼女の死をきっかけにイ・インジャの暴走が始まります。長年にわたり復習だけを目標に生きてきたイ・インジャが唯一心を許していた相手はダムソだったようです。ついに肅宗とイ・インジャの命をかけた対決が本格化します。

第19話 あらすじ

延齢君を殺したイ・インジャは延齢君の従者たちに、死にたくなければすぐに傷をふさいで死に装束を着せろと命令し、ムミョンにはすぐにファング行首を呼び、さらい棺を用意しろと恫喝する。ファング行首はイ・インジャに指示されるまま、延齢君の部屋に少論の役人たちを呼び集める。延齢君の部屋から出てきたイ・インジャは役人たちを部屋に招き入れ、少論の役人たちは棺に入った延齢君の死体を見て慌てふためく。少論が今後の問題を相談している場に老論が集まってくる。

問い詰められた延齢君の従者は若い男の姿を見たとウソの証言をする。少論から手を組みたいという提案を受けた領議政は、延礽君に矛先が向くのを恐れるが、当の延礽君は酒に溺れて行方がしれず・・・・・・。そんな延礽君の元へ現れて延礽君を励ますテギルは、酔い潰れた延礽君を支えて宮殿に送ろうとする。1人押し黙って思い悩むテギルのタムソを斬ったキム・チェゴンがやってくる

quetalsurinoさん

第19話感想

娘のような存在だったダムソの死後、イ・インジャはこれまで以上に残酷になり、肅宗が最も可愛がっていた王子のヨンリョン君を殺害します。世継ぎのいない世子が亡くなる場合、ヨンリョン君が王位を継承する可能性があったことから、世子を支持する少諭(ソロン)とヨンイン君を支持する老論(ノロン)は、彼の死を病死として処理します。イ・インジャが語っていた永遠な敵も味方もいないとのことが、分かりやすく描かれたエピソードだったのではないでしょうか。政治的な動きや背景がテギルとヨンイン君の信頼関係に影響がないことを祈ります。

イ・インジャと鄭氏はテギルを新しい王にすることで合意し協力関係へと発展します。テギルの父を含め多くの登場人物が新しい王としてテギルを支持することから、テギルが王になる決心をしたのかと心配になりましたが、ジョン・ヒリャン(鄭氏の正体)を捕まえるための嘘だったので安心しました。歴史的にはヨンイン君が21代王に即位しますが、架空の人物テギルが登場する「テバグ」ではその過程がどのように描かれるかが面白いと思います。

肅宗が死を前にテギルをヨンスと呼ぶシーンでは、思わず胸が高まりました。王の息子として生まれながら王子として生きていけないテギルの運命や、王子として生まれながらも王になれない運命のヨンイン君が、生き残りをかけてどのように奮闘していくのかをドキドキハラハラしながら観ています。

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