チャン・ヨンシル~朝鮮伝説の科学者~ 장영실 全24話
第12話 あらすじ
「官職昇進」
正五品・尚衣院(サンイウォン)別坐の官職を授かったヨンシルは奴婢出身という理由で臣下たちに冷遇されるが、1年後、世宗は彼をさらに昇進させて司直に任ずる。そんな中、明のボンは、朝鮮が独自の暦法を作っているという証拠を掴み次第、皇帝に報告するとハ・ヨンを脅す。その頃、ヨンシルは世宗の密命に従い、暦法作りに全力を尽くしていた。ヨンシルが製作した簡儀により、天文観測所では明の暦本にない月食の予測に挑戦するが…。
http://www.bs-tbs.co.jp/yonsil/episode/index.html
第12話 感想
ヨンシルは免賤されて正五品・尚衣院(サンイウォン)別坐。1年後司直。と言われても官職を知らないので、どのくらい偉くなったの?
正五品ってどのくらいよぉ。階級は正一品~従九品まで 正の次が従だから 全部で18段階ある。ちなみに官職ですね。平民とか奴婢とかは関係ないです。
正五品だから真ん中くらい?と思いがちですが、これ以上ですと普通の人はなれないので、普通に頑張って一番上ぐらいの階級と思っていいでしょう。
よく王宮で出てくる一般系の偉い女の尚宮(サングン)様が女官の称号。側室以外の女官では最高位。この尚宮様が正五品。(※一般的に、至密に属する女官は入宮後25年、それ以外の職務に属する女官は入宮後35年を経過すると尚宮になることができた)
だから、免賤されて正五品って超異例の出世というか免賤されるだけでもめったにないことですから。
免賤すると必ず両班たちが猛反対する場面が必ず出てくる。なぜこのように目くじら立てて反対するのでしょうか?たかが1人免賤するだけで。まあ、自分たちの地位が脅かされること間違いなしなので、猛反対なんですね。
第13話 あらすじ
「王女の謹慎」
キョンヘ翁主は奴婢出身のヨンシルと仲睦まじく過ごすソヒョンを咎め、自宅に閉じ込めてしまう。世宗は、ソヒョンの再婚を急ぐべきだというキョンヘ翁主の訴えを聞いて思い悩む…。そんな中、ヨンシルは思いもかけないところから地球が太陽の周りを回っている可能性に思い当たり、仲間と共に新たな計算方法の研究を開始。一方、ヒジェは暦法作りを阻止するため、ハ・ヨンに協力することを決意して、天文観測所の場所を探し始める。
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第13話 感想
動いてるのは太陽ではなく地球。このころの考え方は天動説。地球の周りを太陽も含む惑星が回っているという考え方。地動説は一般的にコペルニクスが唱えて定説になっているが、地動説を考えていた人はかなり昔からいたらしい。紀元前5~4世紀前後のフィロラオス。フィロラオスで、彼は宇宙の中心に中心火があり、地球や太陽を含めてすべての天体がその周りをすると考えた。
そう考えるとこのころの天文学者なら、普通に考えていたと考えてもおかしくない。
キョンヘ翁主は奴婢出身のヨンシルと仲睦まじく過ごすソヒョンを咎め、王女は謹慎となる。この辺完全にフィクションだよな。まあ、ほとんどの作品はフィクションだし、韓国の人も時代劇はフィクションで完全に作りものだから史実とは大きく違うと思い視聴しているらしいが、日本人だとその辺の感覚は少し違うような気がする。
もし大河ドラマで史実と大きく違うことを描いたら、必ず苦情が来るだろう。チャンヨンシルの系図を見るとチャンヨンシルから遡っては曽祖父から叔父まできっちり系図があるが、その後の傍系を含め子孫はどうなったのだろうか?
第14話 あらすじ
「悲しみの咆哮」
ヨンシルは仲間たちと夜空を眺めながら幸せな時間を過ごしていた。ところが、ヒジェやハクチュ一味の襲撃を受け、天文観測所と研究資料は焼き尽くされてしまう。ヒジェは地中に隠された資料にまで火をつけ、ヨンシルを絶望させる。一方、ヨンシルたちが死んだという知らせを聞いた世宗とソヒョンは憤慨し、嘆き悲しむ。ハ・ヨンは明の皇帝に天文観測所の存在を知られたことを世宗に報告し、謝罪の文書を書くよう進言するが…。
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第14話 感想
天文観測所と研究資料は焼き尽く。わけわからんわ。王が内密にさせているのも知っているはずなのに明の意向に沿わないからと臣下がそのようなことができるか?普通?ちょっと矛盾っぽいし、ハ・ヨン (ソン・ビョンホ )に対して怒るどころか感謝!?する。
なんかこの辺ストーリーが強引すぎる気がしました。チャン・ヒジェ(イ・ジフン)は裏工作・裏合わせでヨンシルを助ける。というのも説明はあるもののイマイチしっくりこない。
それからパク・ヒョウォン イム・ミョンドクの優秀な数学者がなくなり、人材損失の方がデカい。果たして殺す必要があったのか?
漢陽(はにゃん)を37度39分と算術で割り出した道具、イ・スンジのおかげでヨンシルが生きていることが分かったのであった。
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