韓国ドラマ時代劇 あら感

コッソンビ 二花院(イファウォン)の秘密 17話・18話(最終回) あらすじと感想

コッソンビ熱愛史





コッソンビ熱愛史 꽃선비 열애사 2023年放送 SBS 月火 全18話

neroさん

第17話視聴率4.1%

第17話あらすじ

王の狙いが自分だと知ったチョン・ユハ(チョン・ゴンジュ)は、カン・サン(リョウン)らを先に行かせ、一人その場に残る。逃げた者たちのなかには“番人”もいると訴えるチャン・テファ(オ・マンソク)だったが、今は時間がないと内禁衛将。これをもどかしく思うテファ。

ユン・ダノ(シン・イェウン)は姉ホンジュ(チョ・ヘジュ)を連れ、ユク・ユクホ(イン・ギョジン)らが待つ隠れ家へ。その後、2人きりになったホンジュは、婚約者を殺したキム・シヨル(カン・フン)に憤りをぶつける。その涙を拭おうとするシヨルだったが、「どうして罪のない者だけがこの世を去らなければならないのですか?死ぬべき者は他にいるというのに…」とホンジュは告げ、その場を後にした。

宮廷へ連れていかれたユハは、イ・ソルとして最後まで王に立ち向かう。牢屋には、左議政シン・ウォノ(アン・ネサン)らの姿が。

一方、番人が廃世孫であるユハを置いたまま、あの場を立ち去ったことを不審に思うテファ。サンこそが本物のイ・ソルであることを知ったテファは、ノ・ソンギル(イ・ジュニョク)を脅し、番人を育てる寺の在りかを聞き出す。

自分の身代わりとして捕まったユハの安否を心配するサン。居ても立っても居られなくなったサンは、協力者であるウォノの屋敷へ向かう。そこでサンを待っていたのは、ウォノの家臣だった。

兵を率いて寺へ向かったテファは、番人に居場所を教えろと脅す。最後まで口を割ろうとしなかった僧侶は、テファによって斬られてしまう。

状況が思わしくないと考えたサンは、ダノに漢陽(ハニャン)を離れるように告げる。その後、サンは訓錬都監(フルリョントガム:李氏朝鮮の首都防衛を行う軍営の1つ)の提調に会い、協力を求めた。最後まで自分の正体を明かそうとしないサンに、シヨルはいっそのこと自分がイ・ソルであると話してはどうかと聞く。しかし、廃世孫イ・ソルとして捕まったのはユハだとし、それはできないとサン。

富営閣からパンヤ(ファン・ボルムビョル)を呼び出したダノは、ファリョン(ハン・チェア)の死を伝えた。葬儀の後、パンヤは宮廷で大々的な宴が開かれる予定だと話す。このタイミングで宴が開かれることを不審に思ったサンは、王(ヒョヌ)が宴の席でユハを処刑するつもりだと考えた。

一方、寺に問題が生じたと知ったシヨルは、そこで瀕死の僧侶を発見。子供たちは皆、漢城府に連れていかれたという。すぐさま漢城府へ向かおうとするシヨルを止め、「番人の務めは主君を守ることだ」と師匠。

一度はユクホらと一緒に漢陽を出ようとしたダノだったが、結局思いとどまる。サンの心配をよそに、自分が女官になりすまして大妃から教旨を受け取ると話すダノ。サンは最後まで反対したが、ダノの言う通り、女官になりすますことができるのは彼女しかいなかった。こうして計画に加わることとなったダノは、宴の当日、パンヤと共に宮廷へ。

大妃(ナム・ギエ)から教旨を受け取ったダノは、つづいてサンに頼まれたと言って弓矢を受け取る。そこへ、王の命で大妃を呼びに来たとパク貴人(キル・ウネ)が。危うくパク貴人に気付かれそうになるも、大妃の機転によって難を逃れるダノ。

宴は予定通り進められ、最後にユハが壇上に連れて来られる。その場でユハを馬裂きの刑に処すという王。同じ頃、宴の会場へ向かおうとするサンらの前に現れたのは、内禁衛を従えたテファだった。

その中にシヨルの姿を見つけ、「ここで会うことになるとはな」とテファ。ここは自分に任せて、先を急ぐようにとシヨルはいう。あっという間に内禁衛らを倒したシヨルは、ついにテファと対面。激しい攻防の末、シヨルはテファの身体を斬りつける。

口から血を吐き、その場に跪いたテファは「よく覚えておけ。今この姿がお前の本当の顔だ、お前は殺人を楽しむ殺人鬼に過ぎない…」と告げ、息を引き取った。

第17話感想

ついにテファを倒したシヨル…!ですが、その心は複雑なようで、、

テファの最後の言葉が、なんとも印象的でした。最初から負けることを承知した上で、それでも息子の仇を討つべくシヨルに戦いを挑んだテファ。テファもまた、一人の息子を失った父親に変わりなかったのです。

それなら同じく婚約者を失ったホンジュに対しても、もう少し愛情を持って欲しかったですね。そうすればホンジュが隠れて暮らすことも、シヨルとこんな出会い方をすることもなかったでしょうに。なんともモヤモヤが残る展開となりました。

次回はいよいよ最終回。サンはユハを救い出すことができるでしょうか。それにしても、身代わりになって処刑されるだなんて、ユハの覚悟を想うと胸が張り裂けそうです。自分はイ・ソルじゃない!と言ってしまえばそれまでなのに、、ユハの覚悟が凄まじいですね。

そして今話、サンの反対を押し切って計画に加わるダノの姿が。この決断がどんな結末をもたらすことになるのか、注目です。最後はぜひとも、ハッピーエンドで終わって欲しいです。

第18話視聴率5.0%

第18話(最終回)あらすじ

宴の会場で、両手足を縄で繋がれ八つ裂きの刑に処されるユハ。そこへ、サンが放った弓矢が飛んでくる。馬を引く男たちを次々と仕留めたサンは、つづいてユハにトドメを刺そうとする王に向かって弓矢を引く。

結局、危険を察した王は内禁衛に連れられてその場から退避。そんな王に「じきに軍が来ます。廃主は玉座から降りて下さい」とサン。

その後、内禁衛将と一対一で剣を交えたサンは、自分こそがイ・ソルだと明かした。そんなサンを斬りつけようとする内禁衛将だったが、その胸元にダノが放った矢が命中する。ダノに一命を救われたサンは、追っ手を倒して先へ進む。途中でシヨルと合流したサンは、「無事でよかった」と安堵した。

大妃から受け取った教旨を持って、宮廷の正門へ向かうダノ。正門が開けられると、外では訓練都監の提調が軍を率いて待っていた。軍が宮廷内を制圧するなか、内禁衛将からイ・ソルの正体がユハではなくサンだと聞いた王は、サンを呼び出す。

一方、シヨルの師匠が突然剣を抜き、シヨルとサンに襲いかかる。実は師匠こそが、王イ・チャンを守る番人だったのだ。ひとまずその場を引き受け、サンに先を急ぐよう促すシヨル。

王のもとへ向かったサンは、叔父である王と剣を交える。しばらくして、師匠との戦いに決着をつけたシヨルが駆けつけるも、サンは「手を出すな!」と叫んだ。「大人しく降参すれば、殺さない」と告げるサンだったが、王はその剣を自ら腹に刺し、「お前も同じだ。叔父を殺して王座に就くんだ」と王は笑う。

その後、サンはユハにイ・ソルの名を譲り、国の運命を任せることに。実は最初から、サンはユハにイ・ソルとして王座に就いて欲しいと考えていたのだ。大妃、そしてウォノもその意志を尊重し、ユハを新たな王として迎えた。

同じ頃、二花院に戻ってきたホンジュらを笑顔で迎えるダノ。シヨルは騒ぎの後、一人で去って行ったという。

漢城府に捕らえられていた子供たちを助けたシヨルは、これからどうするべきかという彼らに向かって、「生きろ」と伝える。その後、二花院に立ち寄ったシヨルは、離れから出てきたホンジュの姿を見て黙って立ち去ろうとする。そんなシヨルを呼び止め、「私が思う存分あなたを恨むことができるよう、どうか生きて下さい。」とホンジュ。

それから2年後…。二花院は王が過ごした下宿として、大繁盛していた。サンと結婚したダノは、幸せな日々を送る。シヨルは姿を消したまま、以前は届いていたサンへの便りも今では一切ないという。そんなシヨルを今も忘れられないホンジュは、妹のダノに「私はもうあの方を許したの。あの方だって、好きであんな生き方をしていたわけじゃない。だから許した。でもね、あの方を許した自分自身が許せない…」と胸の内を明かした。

王となったユハのためにも、漢陽を離れる決意を固めたサン。ダノと一緒にユハに会いに行ったサンは、ユハの心を察して先に立ち上がる。2人きりになったダノは、ユハに借りていた借金を返す。そんなダノに、「一度だけ抱きしめてもいいか?」とユハ。

ユハと別れを交わした後、サンは宮廷でウォノと顔を合わせる。ダノと一緒に立ち去るサンの後ろ姿に向かって、大きく一礼するウォノ。

シヨルらしき人を船着き場で見たという男性の話を聞き、ホンジュは慌てて駆け出す。すると本当にシヨルが立っていた。何も言わずに立ち去ろうとするシヨルの手を握るホンジュ。その後、シヨルを連れて二花院へ戻ったホンジュは、ダノらの祝福を受けて婚礼を挙げる。

二花院をホンジュとシヨルに託し、サンと共に旅に出るダノ。以前、サンに何がしたいか聞かれた時、ダノはどこか遠くへ行きたいと話していたのだ。菜の花畑を歩きながら、ダノは後悔していないかとサンに聞く。するとサンは、「俺はお前と会ってから、ただの一度も後悔したことはない」と返し、ダノに口づけをした。‐完‐

第18話(最終回)感想

文句なしのハッピーエンド!サンとダノだけでなく、皆が幸せをつかんで晴れ晴れとした最終回となりました。

とくにシヨルとホンジュが見事ゴールインとなり、本当によかったです。シヨルを許してもなお、自分自身を許せずにいたホンジュ。しかし、生き残った者は生き残った者として、前を向いて歩くしかありません。最後はホンジュからシヨルに手を差し伸べ、微笑ましい展開に。2人の結婚式も、素敵でした!

一方、ユハに王座を譲り、ダノとの幸せを選んだサン。サンが自らの名前をユハに譲ったのには驚きましたが、これまた最善の選択でしたね。サンがあのまま王になっていれば、ダノfとの平凡な日々はなかったでしょう。母を亡くして一人ぼっちになってしまったユハだけが、ちょっと可哀想でした、、ファリョンが生きていれば、ユハの晴れ姿を見て喜んでくれただろうに。涙

後半は畳みかけるような展開に、目が離せませんでした。全18話、納得の仕上がりです。Netflixドラマ「ザ・グローリー」で一躍ブレイクを果たしたシン・イェウンでしたが、本作ではキュートな魅力たっぷりのダノを好演。今度の活躍にも期待が高まります。


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