韓国ドラマ時代劇 あら感

コッソンビ 二花院(イファウォン)の秘密 1話・2話 あらすじと感想

コッソンビ熱愛史





コッソンビ 二花院(イファウォン)の秘密 コッソンビ熱愛史 꽃선비 열애사 2023年放送 SBS 月火 全18話

neroさん

第1話視聴率4.4%

第1話あらすじ

幼いダノは犬小屋に隠れる少年を見つけ、驚く。そこへ、少年を探しに来たと思われる兵士たちが。するとダノは、ここには誰もいないと嘘をつく。ダノのおかげで一命をとりとめた少年は、「今度会ったら名前を教えてあげる」と告げた。

それから13年後。科挙の武科を受けるために都の漢陽(ハニャン)へ向かうカン・サン(リョウン)。途中山賊に襲われそうになるも、サンはあっという間に男たちを蹴散らしてみせる。

こうして漢陽にやってきたサンは、父から受け継いだ下宿“二花院(イファウォン)”を営むユン・ダノ(シン・イェウン)と会う。ダノはサンを二花院へ勧誘するが、アッサリ断られてしまう。そんななか、サンが置き忘れた荷物を二花院へ持ち帰るダノ。

二花院にはダノの他、ダノの母親代わりのナ・ジュテク(イ・ミド)、最高齢下宿生のユク・ユクホ(イン・ギョジン)、そして文科の準備生チョン・ユハ(チョン・ゴンジュ)が暮らしていた。

ダノが荷物を持ち帰ったと知ったサンは、仕方なく二花院の門をくぐる。そこではしごから落ちそうになるダノを発見すると、慌てて駆け寄るサン。思わずドキッとするダノだったが、サンはそんなダノをすぐに突き放す。ダノは荷物を守ったと主張するも、サンはダノが自分の荷物を盗んだと疑った。結局、ダノの推しに負けて、サンは二花院で一夜を明かすことになる。

さらに都で男に絡まれるダノを救った(?)キム・シヨル(カン・フン)が、数日の間だけ二花院に泊まらせて欲しいという。ダノは「ツケはお断り」と断るも、金もなく行くあてのないシヨルを不憫に思って一晩だけ宿泊を許すことに。下宿生たちを集めたダノは、「決して離れには近づかないで下さい」と告げる。

その頃、宮では王の後宮パク貴人(キル・ウネ)がお産の準備に取りかかっていた。今月中に出産しなければ息子を産むことはできないと言われ、焦るパク貴人。しかし、まだお産の兆候は訪れず…。するとパク貴人は、「万が一に備えて準備を整えるように」と命じた。

同じく世継ぎの誕生を望む王イ・チャン(ヒョヌ)は、占い師のもとへ行く。占い師の男は、チャンの手相を見て「運命に息子はいない」と一言。これに腹を立てたチャンは、内禁衛将のキム・ファン(チュ・ソクテ)に命じて男を殺害する。

シン・ウォノ(アン・ネサン)から廃世孫のイ・ソルが漢陽に現れたようだと聞いたチャンは、気が気ではない。その後、改めてチャン・テファ(オ・マンソク)にイ・ソルの捜索を命じるウォノ。テファは先代王の尚膳(サンソン / 王に仕える内官)だったノ・ソンギル(イ・ジュニョク)を連れて、妓房を回った。

借金の代わりに生まれて間もない赤ん坊を連れていかれたという女性の話を聞き、漢陽で有名な“富営閣(ブヨンガク)”へ向かうサンとユハ。するとそこで、シヨルとダノに遭遇。事情を知った2人は、サンらと協力して赤ん坊を救出しようとする。富営閣の奥で女性に金を渡す怪しい男の姿を目にするユハだったが、その背後には富営閣の主ファリョン(ハン・チェア)が。

同じく建物内を捜索したダノは、鳴き声を上げる赤ん坊を発見。すぐに赤ん坊を抱えて逃げようとするも、見張りに見つかってしまいそうになる。そこに現れたのは、サンだった。サンはなんとか見張りをやっつけ、ダノと赤ん坊を救出。

見事赤ん坊を救出した4人は、赤ん坊を母親に返して二花院へ戻る。すると二花院には、高利貸しと思われる強面の男たちの姿が。なんとダノの父親が生前に、100両もの借金を抱えていたというのだ!借金を返すには、二花院を売るしかないと言い…。

一方、都中の妓房を捜索したものの成果がなかったテファもまた、ダノのいる二花院へ。

第1話感想

シン・イェウンと3人の若手イケメン俳優たちが繰り広げる、青春ロマンス!

なんといっても主演のリョウン、チョン・ゴンジュ、カン・フンの3人が素敵すぎました。初回から胸キュンシーン連発で、すっかり夢中に。とくに無口でちょっとニヒルなリョウン演じるカン・サンが、なんともカッコイイです。

ヒロインを演じるのは、Netflixドラマ「ザ・グローリー」で大ブレイク中のシン・イェウン。なかなかキョーレツな悪役演技の後のロマンス時代劇ということで、感情移入できるかな?と心配でしたが、とくに問題ありませんでした。むしろ明るくハツラツとしたシン・イェウンが新鮮で、見ているこっちまで気分がよくなるほど。

第1話では、シン・イェウン演じるダノの下宿先に、次々とイケメン下宿生たちがやってくる様子が描かれました。コメディ色が強すぎるラブコメはあまり得意ではないのですが、ほどよいコメディ感とシリアスなミステリー要素が相まって、つづきが気になる作品です。

また、大ヒット時代劇「赤い袖先」で悪役を演じたカン・フンのちゃらんぽらんな感じも見どころです。人物紹介では“明るい姿の中に暗い闇を持つ人物”と書かれていたので、どんな反転が待っているのか楽しみです。

第2話視聴率3.8%

第2話あらすじ

8年前、廃世孫イ・ソルを追うテファは、元尚膳のソンギルを使ってイ・ソルをおびき出すことに成功。窮地に立たされるイ・ソルだったが、そこに現れたのは黒い布で顔を覆った謎の男。男は見事な剣さばきで、次々と刺客を倒していく。

その中には、テファの息子チャン・ヒョン(クォン・ドヒョン)の姿もあった。変わり果てた息子と対面したテファは、鬼の形相で男に襲いかかる。しかし、あと一歩のところで男に致命傷を負わされてしまうテファ。

二花院にやってきたテファは漢陽に逆賊が現れたという噂を聞きつけたとし、隣に立つソンギルに下宿生の顔を確認するよう促す。サンたちの顔を舐め回すかのように見つめ、「ここにはいません」とソンギル。結局、これといった収穫のないままテファは二花院を後にする。

二花院に現れた高利貸しが富営閣から来たと知ったダノは、驚きを隠せない。ひとまず富営閣へ行き、主のファリョンに話を聞くことに。するとファリョンは、ダノの父親が作った借金はテファとの間で交わされたものだと話す。つづいてテファのもとへ向かったダノは、父が書いた直筆の借用書を確認した。

突然多額の借金を抱えてしまったダノは、悔し涙を流す。そんななか、ズレてしまった看板を直そうとするダノの肩をつかみ、代わりに看板を直してやるサン。ダノの顔を見て「泣いたのか?」と聞いたサンは、誤魔化そうとするダノに向かって「泣くな」と声をかける。そんなサンの態度に、思わずドキッとするダノ。

その日、パク貴人は男の子を出産。世継ぎの知らせを聞いたイ・チャンの脳裏にふと、先日殺した盲目の占い師の言葉がよぎった。

ダノとユハ、シヨル、そしてサンの4人は一緒に都に出かける。自分で作った装飾品を売って金を稼ごうとするダノだったが、思ったほど金にはならず…。そんなダノの前に現れたのは、以前からダノにしつこく絡んでいた中年の男だった。男の態度に腹を立てたダノは、「どんなに世の中が変わったとしても、婚姻は人間とするもの。獣の嫁になるなんて御免よ」と一言。

男の前では威勢よく担架を切ったものの、借金のことで頭がいっぱいなダノ。先日テファが二花院にやってきた日のことを思い出したダノは、テファが追う“逆賊”の正体を調べようとする。辺りが真っ暗になった頃、ダノは背後に不審な気配を感じて歩きを早める。するとダノの背後に現れたのは、犬を抱いたシヨルだった。犬の名前を聞いたダノは、それがかつて自分が飼っていた犬と同じ名前だと知って驚く。

翌日、いつものように富営閣で賭博を楽しむシヨルのもとへ、ファリョンが現れる。2人で酒を交わすなか、しきりに二花院について聞き出そうとするファリョンを警戒するシヨル。

科挙の試験に向かうサンのため、手作りのヨッ(飴)を用意したダノはサンにエールを送る。ダノの応援のおかげもあってか、試験の結果は上々だった。

その頃、二花院には富営閣の妓生たちが家の見学に来たと、勝手に部屋を物色する始末。これにはジュテクも黙っていられず、ダノにいっそのこと自分を捨ててくれという。そんなジュテクを自分にとって母のような存在だったと話し、「二度とそんなこと言わないでくれ」とダノ。

その夜、妓生たちはあれほどダノが近づいてはならないと言っていた離れへ足を踏み入れてしまう。慌てて妓生たちを追いかけ、すぐにその場を離れるようにとシヨル。皆が去った後、破れた障子の隙間から外を伺う女性の姿が…。

試験を終えて二花院へ戻ったサンは、どこかへ出かけるダノの姿を目にする。不審に思ったサンはその後を追い、ダノがテファに会いに行ったことを知る。隠れて2人の会話に耳をひそめるサン。するとダノは二花院を手放すわけにはいかないとし、その代わりにテファが探す廃世孫イ・ソルを見つけ出してやると話す。

第2話感想

父親が残した借金の存在を知ったダノは、テファを相手に交渉を始めます。果たしてダノは、本当にイ・ソルを探すことになるのでしょうか。それにしても、テファを相手に交渉するのは危険すぎる気が、、何か悪いことに巻き込まれないといいのですが、不安です。

そして今話、冒頭でテファがイ・ソルを追い込むシーンが登場。しかし、そこに現れたのは謎の黒ずくめの男でした。その結果、テファの息子は男に無惨にも殺されてしまい、これによってより一層イ・ソルに対する憎しみを強めたテファ。

さらにかつて王に仕えた元尚膳のソンギルの存在も気になりますね。下宿生の顔をじっと見つめて、「この中にはいない」と答えたソンギル。物語の流れ上、二花院の下宿生の中にイ・ソルがいるような気がするのですが、ソンギルは大人になったイ・ソルを見抜けなかったのでしょうか。それとも、また別の企みが…?

果たしてイ・ソルの正体は、一体誰なのでしょう。今話、シヨルが拾ってきた犬の名前がダノが昔飼っていた犬の名前だったことから、まさかシヨルが?と疑わしい場面も。まだまだ謎は深まるばかりですが、全体的にテンポがよくて面白いです。


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