オクニョ 運命の女(ひと) 獄中花(オクチュンファ) 옥중화 全51話
第34話 あらすじ
突然オクニョに会いに来た王の密使[=明宗(ミョンジョン)]は、動きを見張られているので、今後は会い方を変えねばならないと告げる。オクニョは密使に、ユン・ウォニョンが母を殺した理由はわかったかどうか、尋ねる。カン・ソノはオクニョの母のことを調べ、亡くなる前にあることを言い残していたとわかる。髪飾りが典獄署(チョノクソ)にあったと知った文定(ムンジョン)大妃(テビ)は、オクニョを呼ぶよう命じる。
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teikokuさんより |
第34話 感想
本当にもどかしいです。オクニョの父親は一体誰なのか?髪飾りが11代王の中宗から寵愛を受けた証ならば、中宗が父親?オクニョを取り上げたケントの話しではイ・ミョンホンなる人物が関与しているようです。腑に落ちないのは、イ・ミョンホンのことをカン・ソノもハン尚宮も知らないということです。イ・ミョンホンとは何者なのか?そして、生きているのでしょうか?
最悪なことになりました。髪飾りが典獄署にあった理由を、よりにもよってオクニョが調べることになるなんて。文定大妃はオクニョのことが気に入っているようですが、それはオクニョが聡明だと言うことだけではなく、パク・テスの愛弟子だったことも関与しているように思えます。文定大妃とパク・テスはどのような関係だったのでしょうか。二人の間に愛があったような気もします。
久しぶりにイ・ジハム様が登場しました。変わり者のイ・ジハム様ですが、彼が出てくるとなんだかホッとします。オクニョ達が作ろうとしている商団の件で動いているようですが、何をするつもりなのでしょう?
オクニョとテウォンは、離れていた距離が少し縮まったように思われましたが、オクニョの中では少しも縮まってはいないようです。テウォンの方は明らかにこれまでとは変わりつつありますが、オクニョはテウォンに対抗しようとしています。このままオクニョの計画が進むと、テウォンが窮地に落とされる気がします。オクニョとテウォンはどうなってしまうの?オクニョの心にもうテウォンへの想いはないのでしょうか?
そして、困った事態がもうひとつ。チョンドクおじさんが冤罪で捕まってしまいました。チョンドクおじさんは、ほんの些細な縁で関わったオクニョを自分の娘のように思えるようなやさしい心の持ち主です。そのチョンドクおじさんが人殺しなどするハズが無いのに。チョンドクおじさんは、時々ツキに見放されるようなところがあるように思えます。それだけに少し不安です。
第35話 あらすじ
オクニョの養父チ・チョンドクが殺人のぬれぎぬを着せられ捕らえられる。オクニョが殺された人物を調べると、その人物がチョン・ナンジョンの金を管理していたことが判明。チ・チョンドクは不利な状況に追い込まれ自白を迫られる。文定(ムンジョン)大妃(テビ)から髪飾りのことを聞かれたオクニョは、誰の物かは分からないとウソをつくが…。ソン・ジホンは大妃の一派の力を弱めるため、明宗(ミョンジョン)にある提案をする。
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第35話 感想
遂にオクニョも知ってしまいました。母が残した髪飾りの意味。それも、あの文定大妃の前で知る事になったのに、文定大妃に気づかれずにやり過ごしたオクニョはスゴいです。自分が王女かもしれなかったと知ったオクニョは、この時どう感じていたのでしょう。
明宗と文定大妃の対決シーンが迫力でした。これまでは、母親の言いなりだった明宗でしたが、ずいぶん強くなったよう思います。これには、オクニョの存在が関わっているのではないでしょうか。オクニョと出会い、オクニョから国民ファーストの政治をすることの大切さを教えられたように思います。もしかしたらオクニョと明宗は兄妹かもしれないと思うと、こうして二人が出会ったことも運命だったように思えてきます。
チョンドクおじさんの件でピンチのオクニョですが、今回もオクニョを救ってくれるのはテウォンになりそうです。
パク・テスが殺された後ウォニョンに命を狙われたときも、山賊に捕らえられたときも、テウォンが真っ先に動いてくれました。いつもそうです。オクニョの窮地を救ってくれるのは、テウォンです。
そんなテウォンですが、その気持はオクニョに上手く伝わっていないように思います。ウォニョンのコネで官職に就き、ジホンの養父から財産を没収したあの頃のテウォンの振る舞いが、未だにオクニョとテウォンの関係に影を落としているように思います。いつまでこのギクシャクした関係は続くのでしょうか。早く以前のように心から信頼し合える関係に戻って欲しいです。
テウォンがヒントをくれた外知部。これは今で言う弁護士のような存在とのことですが、この外知部がやがてオクニョとテウォンのライフワークになるようです。予告では、チョンドクおじさんの弁護をオクニョが引き受けるようでした。聡明なオクニョですので、今回もやってくれると思う。オクニョがチョンドクおじさんを救ってくれるハズです。
第36話 あらすじ
オクニョは養父チ・チョンドクの無実を証明するため、自ら罪人の弁護を行う外知部(ウェジブ)になろうと決める。外知部は十数年前に都から追われ、今ではみかけなくなっていた。同じころ、ユン・テウォンもチ・チョンドクのため、残っている外知部がいないか捜していた。一方、明宗(ミョンジョン)の昭格署(ソギョクソ)廃止の命令に、文定(ムンジョン)大妃(テビ)とユン・ウォニョンたちが猛反対する。
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第36話 感想
オクニョの迫力が凄まじかった。チョンドクおじさんのために、モラルに反することまでいとわないオクニョ。鬼気迫るものがあり怖いぐらいでしたが、オクニョの自分はどうなっても良い。という覚悟が感じられ、カッコ良かったです。血の繋がっている実の親子でも、ここまではできないと思う。これは、おじさんがオクニョに愛情を注いで育ててきた証かもしれません。おじさんが涙ながらに、オレのオクニョ。と言っていたのが印象的でした。
テウォンも良かったです。自分のことを犠牲にしてまでも、オクニョを、チョンドクおじさんを助けようとするなんて。ここまでやったテウォンなので、裁判中オクニョがピンチに陥りテウォンに助けられる。といった展開があるかも?と期待しました。しかし、オクニョはそんな不安など一切見せず、パーフェクトに弁護してしまった。それはそれで良かったのですが、折角テウォンも努力していたのだから、ここではテウォンに助けられるシーンがあっても良かったのに…。そうしたら、薄れつつあるオクニョとテウォン絆を再確認出来たと思う。そこが少し残念でした。でも、影ながらでもオクニョの力になろうとするテウォンは、やっぱりステキです。
文定大妃vs明宗王のシーンは圧巻でした。お互いに一行を引き連れて一歩も譲らない。これまでは、文定大妃には強く出られなかった明宗王があそこまで強く出るとは。オクニョとチョンドクおじさんが実の親子でも無いのにお互いを思いやっているのに対し、文定大妃と明宗王は血が繋がっている実の親子なのにこの状況。なんだか明宗王が可哀想に思えてきました。
オクニョ 運命の女(ひと) 第37話・38話・39話 あらすじと感想
オクニョ 運命の女(ひと) (原題:獄中花) あらすじ 視聴率 キャスト 感想 |
昭格署道流辞職届の本文と訓読文 36話
養父以殺人陋名 不復
昭格署導流 職者
生父不存特吾如子到今
養吾身而冒殺人陋名以被殺
因吾 此件解決
竦惧倥偬
玉女上
(訓読文)
養父殺人の陋名(ろうめい)に以(よ)り
昭格署(そぎょくそ)導流(とりゅ)の
職に復さず者(てへり)
生父存せず、特に吾(われ)子の如く今に到(いた)りて
吾身(わがみ)を養ふ、而(しか)るに殺人の陋名を冒(かぶ)る、
殺さるる因(よすが)を以て吾(われ)此の件解決せんとす、
竦(つつ)しみ惧(おそ)れ倥偬(こうそう)なり
玉女(オクニョ)上(たてまつ)る。
※陋名(ろうめい)=濡れ衣
※倥偬(こうそう)=難儀。厳しい状況。
(現代文)
養父は殺人の濡れ衣を着せられたため
私は昭格署の導流を辞めたいと考えました。
私の実父は今は亡く、養父が実子のように育ててくれて
今に至っています。その養父に殺人の汚名をそそぐため
嫌疑を晴らして事件の解決につとめたいと決めました。
お恐れながら厳しい状況下でありますが、私玉女は申し上げます。