第12話「告発の代償」
使用人のオギが首を絞められ殺された。殺害を指示したのはホ・ウンチャムの妻ユン氏だとみんな確信していた。しかし使用人が主人を告発することはできない。ユン氏は下女長のヘサンと下男頭のムミョンをその座から降ろす。そしてオギの死は隠蔽された。オギの無念を晴らしたいイニョプはある行動に出る。一方、ウンギはまるで人が変わったように、イニョプを単なる使用人として扱い、冷たい態度をとるようになっていた。
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teikokuさんより |
結局,オギの死は闇に葬られることになりました。下女は命ですら価値がないなんて…。すごい世界です。少し前までは,イニョプもそう考えていた側の一人だったのに,今は命がけで告発するとは…。
イニョプの言動を見ていると,父の死からこれまでの経験がどれほどのものだったのか察しが付きます。ムミョンは,イニョプを守ろうと動くようになってきました。一方で,ウンギの心中では何かが起こったようです。イニョプから完全に心が離れたわけでもなさそうですが…。イニョプへの想いを切り離すことが,彼女を守ることだと悟ったのでしょうか?だとしたら,報われないユノク。
イニョプからウンギを引き離そうとするより,自分の方を向いて貰うよう務めた方が良いのに…。両班のプライドがそうさせないのかもしれません。ウンギの父はムミョンの素性を知っているようですが,ヘサンの行動が謎です。
彼女の目的は何なのでしょう。
マヌォル党内でも問題が起こりそうです。
イニョプはいかにして窮地を脱するのか。
ウンギが父と行動を共にする意図とは?
ムミョンは自分の正体を知るのはいつになるのでしょうか?次回も見逃せません。
第13話 「苦悩の果てに」
ムミョンは自分こそがイニョプが見つけた逆賊だとホ・ウンチャムに明かす。ホ・ウンチャムは、2人を王、太宗(テジョン)に会わせることに。一方、逆賊マヌォル党の党首キム・チグォンは、2人の謁見の際に、ムミョンに王を暗殺させる計画を立てていた。暗殺が決行されれば、ムミョンの命はない。ヘサンは我が子同然に思っているムミョンを救うため、ある行動を起こす。
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ずっと謎だったヘサンの行動がようやく理解できました。老婆を殺害したり,髪飾りを隠したりして何かあると思っていたけど,ムミョンを守るための行動だったとは…。
マヌォル党として計画実行の手段だと思っていただけに,驚きました。命をかけてまでムミョンを守りたかった。ヘサンにそんな思いがあったなんて…。最悪なタイミングで真実を知ってしまったムミョン。
こんな状況だからこそ,イニョプへの想いを抑えきれなかったんだろうな…。
イニョプに全てを話したあとのシーンは,緊張したシチュエーションや切ない音楽に胸きゅんでした。
このまま時が止まって欲しかった。オ・ジホさんの大人な魅力が感じられる素敵なシーンでした。一方で,ウンギも大きな賭に出るようでした。そんなウンギは最悪なシーンを目にしてしまい,今後3人の関係はどうなっていくのか…。ウンギ父子の関係,ムミョン親子の関係も気になります。
第14話 「更なる陰謀」
イニョプは主人を告発した罪で死刑を宣告され、刑場に向かう途中、覆面をしたムミョンに助けられる。命拾いしたイニョプだが、追われる罪人の身となる。ムミョンがイニョプをかくまうために連れて行ったのは、意外な場所だった。一方、ムミョンが王の息子であることを知ったウンギは、父キム・チグォンがその親子関係をさらに利用する計画だと知る。
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あれほど正義感が強く,いつもイニョプのことを最優先に考えてくれていたウンギが,まさか人を陥れようとするとは…。
ウンギはもはやイニョプへの想いなど少しもなく,ただただムミョンへの憎しみだけに捕らわれてしまったとしか思えません。これではイニョプがウンギかムミョンかと悩む余地などない。ウンギから心が離れて当然。
日本も同じ事が言えますが,歴史ドラマにおいて王位や権力を前にしては親子の絆など無いようなもの。親子でも平気で命を奪いあってしまう。そのような環境で育ってきた王様を前にして,ムミョンには父親を思う気持ちがある。などと訴えたところで到底信じてもらえるとは思えません。そんな王族や両班達に比べると,タンジ親子のように下男や下女達はお互いを思いやり,支え合いながら生きている。よほど人間らしいです。
ムミョンとイニョプの絆は深まる一方。となると,ウンギはこの先どうなってしまうのか…。カヒアの存在も気になるところです。
イニョプの道 あらすじ 視聴率 キャスト 感想 ※あらすじ・感想一覧 |
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