韓国ドラマ時代劇 あら感

青春越壁 9話・10話 あらすじと感想

青春越壁





青春越壁 청춘월담 2023年放送 tvN 月火 全20話

daisySSさん

第9話視聴率3.287%

第9話あらすじ

チャン・ガラム(ピョ・イェジン)とキム・ミョンジンが駆け付けて、ミン・ジェイ(チョン・ソニ)は救出されるも、彼女を狙った刺客たちを逃してしまう。

王宮にいるイ・ファン(パク・ヒョンシク)も危険な状況に置かれていると判断したミン・ジェイは急いで駆け付けると国巫の呪いの後で、王宮の木が燃えて深刻な雰囲気。

火が消えた木を見つめるイ・ファンを発見したミン・ジェイは、「火薬と似た匂いがします」と語ると、誰かが意図的に火をつけた可能性があるとみて、マンヨン堂のキム・ミョンジン(イ・テソン)を訪ね、更なる調査を進める。

国巫の呪いに登場するソン家は、右議政のチョ・ウォンボにより濡れ衣を着せられ処断されていた。

しかし、呪いが向けられたのはチョ・ウォンボではなく、王家。「ソン家滅イ」と呪いの言葉を聞いたチョ・ウォンボは全く動揺することなく。。。

ミン・ジェイは雷が落ちるタイミングに合わせて火を受けた可能性があると考え、使われた成分を確認すると、これらを購入した人物が誰かを調べれば犯人が見つかると考え、調べを勧める。

世子イ・ファンに使われた成分を全て購入したのが誰なのかを伝えることをためらうジェイ。その理由は、ハン・ソンウォンの父ハン・ジュンオン(チョ・ソンハ)が購入したから。

そのことを知ったイ・ファンは驚き、、、彼が反乱を起こそうとしたとして、兵士たちを連れてハン・ジュンオンの屋敷を訪れる。

その時、屋敷に戻ったハン・ソンオン(ユン・ジョンソク)は、父の無実を必ず証明すると跪いてお願いをし、イ・ファンはハン・ジュンオンを疑ったからではなく、彼に濡れ衣を着せようとする勢力がいることに気づき、無実を晴らすために訪れたことを伝える。

調べた結果、購入した品は別の用途で使われ、父ハン・ジュンオンが犯人ではないことが明かされると安堵するソンオン。

父の無実を信じてくれた世子イ・ファンへの感謝の気持ちを伝えるハン・ソンオンの目には涙が。。。世子とソンオンの友情と信頼は深まる。

第9話感想

イ・ファンとハン・ソンオンの友情が描かれた1話でした!

国巫堂のトップ巫女である国巫のことで王の怒りは頂点に達し、チョ・ウォンボの契約で反対勢力であるハン・ジュンオンが反逆の罪で処罰されるように仕向ける。

イ・ファンとミン・ジェイはハン・ジュンオンが濡れ衣を着せられることに気づき、手早く動き先に、彼の無実を晴らします。

調査を進める過程で国巫堂の周辺を監視していた兵士たちが蛇の毒を使って毒殺されたことに気づき、シムヨンと国巫の髪が両方とも白く変わったことから、イ・ファンは全員が仲間だったことに気づきます。

また、国巫堂で「鬼の書」の存在を知っていたことから、国巫堂が深くかかわっているようでした。

ミン・ジェイは燃えた木に使われたのが蜜蠟、硫黄と煙硝だと知ると、これらを購入したのがハン・ソンオン宅だと知り迷う様子でした。

どこに使ったのかを調べる過程で明らかになったことは、ハン・ソンオンとミン・ジェイの婚礼式の準備のためだったことが分かり、切ない気持ちになりました。

イ・ファンは一度もハン・ソンオンを疑ったことがなく、その気持ちが伝わったのか二人は永遠の友情を誓うだけでなく、イ・ファンはミン・ジェイにも友人になって欲しいと伝え、、、心が温かくなるエンディングでした。

今話、自分の身に危険が及ぶも、ミン・ジェイは世子のことが心配になり、すぐに王宮に駆け付け、本当に幽霊が王家への呪いをかけたのかと混乱するイ・ファンに、幽霊の存在を否定し生きている人の仕業だときっぱり答えるミン・ジェイがカッコよかったです。

ドラマも中盤に入り、チョン・ソニが演じるミン・ジェイの演技や声のトーンなどに違和感を持つことがなくなりました。

10年前に起きた事件が現在起きている出来事と関連があるようです。チョ・ウォンボの家門の力で王に即位したことから、チョ・ウォンボの力は無視できない状況。

今後、チョ・ウォンボは持っている力の強さを最大に振るい王家を揺らすことになるようですが、10年前、何があったのでしょうか。

前話、イ・ファンとミン・ジェイがお互いにときめく気持ちを持ち始めたのに、今話では二人のロマンスというよりは、友情にスポットを当てたストーリーでした。

次の話からは再びドキドキハラハラするラブロマンス的な要素がたっぷり登場することを期待します。

【豆知識】主題歌OST Part2は「ATEEZ」のジョンホが歌う「Our Blooming Youth」です。

第10話視聴率3.413%

第10話あらすじ

東宮殿に共に戻ったイ・ファン(パク・ヒョンシク)とミン・ジェイ(チョン・ソニ)。

反乱を準備していたと疑われたハン・ジュンオン(チョ・ソンハ)は、息子ハン・ソンオンと世子イ・ファンとの間の誤解が解けて再び信頼し合う友人関係に戻ったことを知ると、微笑みます。

東宮殿に戻ったことを祝いお酒を楽しむイ・ファンとミン・ジェル。テガンはそんな二人の姿をコッソリ監視します。

世子は結婚を約束しているハン・ソンオン(ユン・ジョンソク)に正体を明かすことを勧めますが、婚礼をあげることができない仲になってしまい、元に戻れないことを説明する。

今後は内官として生活しながらできる仕事を続けることしかできないと語るミン・ジェイの言葉に耳を向けるイ・ファン。

一方、いつまで経ってもハン・ソンオンがミン・ジェイへの未練を捨てないため、父ハン・ジュンオンは世子賓が決まると、ソンオンの結婚相手を捜し始めると伝えられ、ミン・ジェイを忘れられないソンオンは表情が暗く変わる。

一方、チャン・ガラム(ピョ・イェジン)がケソンから逃げてきたことに気づいた男たち。ミン・ジェイが生きている可能性があることから、カラムを監視します。

カラムと一緒にいるミン・ジェイを捕まえてチョ・ウォンボに差し出し大金を手に入れる計画を立てます。

領議正である父キム・アンジク(ソン・ビョンホ)と怒りっぽい母から、地方の官庁で数年間お勤めをしてハニャンに戻り、決まった相手と結婚をするよう命じる。

ミンオン堂では彼との結婚を拒むお嬢様が訪れ、「結婚できないと両なぜ親につたえなかったのですか?」と責めます。

雷が落ちて木が燃えた事件の背後に、チョ・ウォンボがいると主張するイ・ファン。ハン・ジュンオンに濡れ衣を着せようとしたとして、彼を罰するようお願いします。

その時、チョ・ウォンホが現れ、、、木に火をつけた理由は王家を狙った背後を調べるためであり、すべては忠誠心からだったと伝える。

王は世子ではなく、チョ・ウォンボの肩を持つ。このことでイ・ファンとチョ・ウンホは更に対立する関係へと発展。

イ・ファンは10年前、僻村で起きた出来事を正確に調べるよう命じ、、、チョ・ウォンボとソン家が密接な関係を持っている可能性があると、記録を調べ始めます。

10年前、僻村で起きた反乱は、王の命令で僻村に現れたチョ・ウォンボにより制圧されたとの記録が残されている。

それまで調べた内容を総合すると、一連の事件はすべて僻村と関連がある。オ・マンシクや国巫女は僻村出身だったことを記憶する世子。

本格的に動き出したイ・ファンは、王宮内にいる僻村出身者を選別すると捜査を続けます。「世子が僻村出身を東宮殿に呼んでいます」とメモを取る尚宮。。。

第10話感想

10年前の僻村で起きた反乱事件のリーダーは、ソン家出身のようでこれまでの事件に深く関係があるようです。

ミョンアン大君が王家をターゲットにした呪いの言葉を聞いて以来、怯える姿と悪夢を見たあと、息子をなだめる継妃の姿が登場しました。彼女の発言から、継妃はソン家と呼ばれる人物を知っているだけではなく、「彼はそんなお方ではない・・・」と息子に説明する姿から、隠された秘密があるように見えました。

世子を監視して彼に関する情報を東宮殿の外に漏らすスパイたちの姿も今話登場しました。イ・ファンが言っていた通り、王宮内で信じられる人物は誰もいないということになりますね。

今話の展開から10年前の僻村の反乱は、もしかするとチョ・ウンボが計画したもので、王妃が殺害された可能性もあり、今後は10年前の事件を中心にストーリーが進むことになりますね。

10年前濡れ衣を着せられた人々が王家に復讐をしているとすると、彼らを操る誰かが存在する。その誰かがチョ・ウンボなのかそれとも別の勢力なのか、ますますヒートアップすることになります。

主人公を務めるパク・ヒョンシクの演技もよく、ストーリーラインも面白い、特にこのドラマで悪役を演じるチョン・ウンインの演技は抜け目がなく、この勢いでドラマの後半部が進むことを期待したいです。

今話を視聴して気になり始めたのが、イ・ファンのミン・ジェイへの気持ちです。彼女を女性として見ているようで、内官や家臣に接する時のように反応する時もあり、彼の気持ちが読めそうで読めないところにドキドキさせられます。

ハン・ソンオンはどのタイミングで内官のコ・スンドルがミン・ジェイだと気づくことになるのか、第11話からは新たな展開を迎えることになりそうです。


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