韓国ドラマ時代劇 あら感

還魂:光と影 (シーズン2) 7話・8話 あらすじと感想

還魂:光と影 (シーズン2)





還魂:光と影 환혼: 빛과 그림자 2022年放送 tvN 土日 全10話

neroさん

第7話視聴率6.444%

第7話あらすじ

賭博場に駆けつけたチャン・ウク(イ・ジェウク)は、瀕死の状態に陥ったソ・ユル(ファン・ミニョン)を発見。天附官の術士たちをあっという間に倒したウクは、ヨムス(チャ・ヨンハク)から血虫の正体を聞き出す。ヨムスにトドメを刺し、ユルを繐竹院(セジュクウォン)へ運ぶウク。

一方、ウクが天附官の術士を皆殺しにしたという知らせはチン・ム(チョ・ジェユン)の耳にも入る。同じく状況を知った王室では、もしユルの身に何かあれば西湖城(ソホソン)との戦争にもなりかねないと懸念した。

そんななか、ウクは一人で天附官へ向かう。次々と見張りの術士たちを倒し、ついに広場にまで到達したウク。そんなウクを待っていたのは、世子コ・ウォン(シン・スンホ)だった。チン・ムを殺すまで引き下がるつもりはないというウクに向かって、ウォンはこれまでの努力が水の泡になってしまうとそれを止めようとする。

ウクから血虫の件を聞いたウォンは、ユルを瀕死の状態へ追いやった責任を取れと話す。これを受け、チン・ホギョン(パク・ウネ)に助けを求めるチン・ム。

チン・ムに連れられてやってきたホギョンを見て、「結局、またこうして会いましたね」とウク。実は天附官へ来る前、ウクは鎮妖院を訪ねていたのだ。しかし、ユルを救いたいというウクの頼みを一蹴するホギョン。最初からウクの狙いがホギョンだったと知り、チン・ムは憤怒した。

その頃、繐竹院で瀕死のユルに寄り添っていたチン・ブヨン(コ・ユンジョン)は、ユルの身体に触れた瞬間、またしても記憶がよみがえる。以前にもこうしてユルの身水源に触れたことがあると知り、困惑するブヨン。

そこへホ・ユノク(ホン・ソヒ)が現れると、ユルの異変を知りながらも黙っていたことを非難した。ブヨンを追い払った後、ユノクはユルの所持品の中から水気がこもった手紙を発見する。

パク・ジン(ユ・ジュンサン)とともに鎮妖院へ足を運んだウクは、ホギョンから血虫を追い出す方法について教えてもらう。それはなんと、鎮妖院に眠る“火の鳥”で血虫を追い出すというものだった。これには鎮妖院の院長である自分の力が必要不可欠だと話したホギョンは、力を貸す代わりにブヨンを返せという。まずはユルの命が優先と考えたウクは、それを承諾した。

ウクとホギョンのやり取りを隣で聞いていたジンは、「本当にあの子が傍にいなくて大丈夫か?」と聞く。そして、大切な人を見捨てるようなことはするなとジン。

繐竹院に戻ったウクはホギョンとの交渉の件については内緒にしたが、ブヨンはそれとなく察していた。その上で最後までユルを救うのに協力するというブヨン。ホ・ヨム(イ・ドギョン)の考えた計画に従って、一同は力を合わせてユルの救出に挑むことに。

まずは血虫を含むユルの身体に残る気をすべて“水滴の芯”と呼ばれる玉へ移し、それをブヨンが口に含む。そのまま鎮妖院へ向かったブヨンとウクは、そこで待っていたウォンと協力して、火の鳥の力で血虫を退治した。ふたたび繐竹院へ戻ったブヨンは、口の中に入れておいた水滴の芯をユルへ口移し。こうしてウクらは、ユルの身体をむしばんでいた血虫を完全に消し去ることに成功した。

任務を終えたブヨンは、ウクに鎮妖院へもどると告げる。「辛い時には休ませてあげる」という約束を守れなくてごめんというブヨンに、あえて冷たく返すウク。ウクの態度にショックを受けたブヨンは、一人でその場を後にする。

危機を救ってくれたウォンに礼をいうチン・ム。つづいてチン・ムは、ウクが生まれた日の星座盤をウォンに見せ、そこに輝く帝王星を指しながらウクの出生の秘密を明かした。ウクが他でもない先王の息子だと知り、驚くウォン。

一方、ブヨンのいない屋敷へ戻ったウクは、どこか物寂しさを感じる。引き出しの中に陰陽玉が入れっぱなしになっているのを見て、残念がるウク。その日、灯りがついたり消えたりするランタンを見て、ウクは自分の心が動揺していることに気付く。

てっきり鎮妖院へもどったと思われたブヨンだったが、実は繐竹院にいた。目を覚ましたユルを見て、ほっと安堵するブヨン。しばらくして、忘れ物を取りに精進閣へ向かったブヨンは、そこでウクと顔を合わせる。

立ち去ろうとするブヨンの手をつかむと、「お前に会いたくてここに来た」とウク。そして2人は熱いキスを交わす…。

第7話感想

ついにウクが、ブヨンに想いを告白!

これまですれ違ってばかりだった2人が、やっとのことで結ばれました。第7話でウクは、ついたり消えたりするランタンの灯りに自らの感情を例えていました。灯りがついたときは平常心で、ブヨンを送り返さないとと思ったと話すウク。一方で、灯りが消えると他のことなんてどうでもよく、ブヨンに会いたくて仕方なかったというのです。ランタンの灯りが人を繋ぐだなんて、なんともロマンチック。

そんななか、麻衣のイ先生(イム・チョルス)と会ったユルは、ブヨンに関する衝撃の事実を聞かされます。ブヨンの身体には現在、ナクスとブヨン、2つの魂が混在しているといいます。しかしいずれは本当の肉体であるブヨンの魂に支配され、ナクスの魂は永遠に消え去ってしまうとイ先生。

これは一体・・結局は記憶を取り戻しても、ナクスは消えてしまうということ?なんとも悲しい運命に立たされた2人。果たして、最後はどんな結末が待っているのでしょうか。

第8話視聴率8.605%

第8話あらすじ

熱いキスを交わすなか、ウクの胸元に触れたブヨンは氷の石の力を感じる。その後、冷静になって今後の対策を練る2人。まずはホギョンとの約束を取り消すため、一緒にいたジンに許しを得る必要があるとウクはいう。ブヨンもまた、ひとまず鎮妖院へもどって、ホギョンの機嫌を取ってみると伝えた。

初めて会ったときの印象を尋ねるブヨンに、「妙だった。あんなところに一人で閉じ込められていたから」と答えるウク。するとブヨンは初めて会ったときから好感を持っていたと明かし、「一目でわかった、私の旦那様」という。

その頃、イ先生からじきブヨンの魂が消えると聞いたユルは、自分が責任を取ると話していた。ユルがホギョンを説得すると言っていることを知ったブヨンは、ユルに礼をいう。ウクと一緒にいられると喜ぶブヨンに向かって、2人が一緒にいればお互いに苦痛を与えるだろうとユル。

屋敷へ戻ったブヨンは、先ほどのユルの言葉を思い返す。ウクが戻ったと聞いて部屋へ向かったブヨンは、その腹部に刻まれた大きな傷痕を目にする。周囲の皆はおそらく復讐だろうと言ったが、ウクは本当にナクスが自分を恨んでいたのか、その真相がずっと気になっているという。

一方、ユルの手紙からブヨンがナクスであると知ったユノクは、それを隠そうとするユルに代わって、自分がブヨンの正体を明かしてやろうと考える。還魂人の青いアザを浮かび上がらせる薬を手に取ったユノクは、ブヨンを森へ呼び出した。その頃、ユノクが手紙を読んだと知ったユルもまた、森へ。

墓の前にやってきたブヨンに向かって、薬を振りかけるユノク。ユルの介入によって難を逃れたブヨンは、ひとまず薬品を洗い流そうと川へ向かう。水面に映る自分の目の中に青い光が宿っているのを見たブヨンは、自分こそがナクスだと気付く!

その日、ブヨンは船でタニャン谷へ向かった。そこで記憶を取り戻したブヨンの前に現れたのは、本物のチン・ブヨンだった。ブヨンの魂は「私の神力もほとんど回復した」と言い、じきナクスの魂が永遠に消えるだろうと伝えた。

なかなか戻ってこないブヨンを心配し、チソル楼へ迎えに来たウク。「私が誰か知ってしまった…」そう話すと、ブヨンはウクに鎮妖院へ戻ると告げた。記憶を取り戻したことで、大好きだった相手の存在を思い出したと明かすブヨン。他に好きな人がいるというブヨンの告白にウクはどうすることもできず、ただ黙ってその背中を見送るのだった。鎮妖院へ戻ったブヨンは「誰にも会いたくない」と言って、以前いた塔にこもってしまう。

王の命令で北城へ行くことになったウクは、出発の前にブヨンに一目会いたいと考える。しかし、鎮妖院へ行くも門前払いを食らってしまい…。そんなウクの後ろ姿を黙って見送るブヨン。ふたたびブヨンが塔へ戻ると、そこにウクが待っていた。

「俺がお前をつかまえたのは、頭がおかしくなってしまうほどお前が好きだったからだ。もう止まることはできない。今度は俺が待つ番だ」そう言って鎮妖院を後にするウク。ウクが去った後、ブヨンの目からはとめどなく涙が溢れ出す。

ウクにはナクスの件を教えるべきではないかというユルだったが、イ先生がそれを止める。換水の力を持つウクであれば、ブヨンの身体からその魂を追い出してナクスの魂を残すこともできるとイ先生。しかしそれは、禁じられた還魂術を使うのと同じことだった。真実を知らせるのは、ふたたびウクに消せない苦痛を与えることと同じだとイ先生はいう。

世子を利用してウクを北城へ追いやったチン・ムは、本格的に火の鳥を手に入れようと動き出す。ホギョンに今度の敬天大祭で舞いを踊る神女を別の一族から選出する予定だと伝えたチン・ムは、王室から託された傍牌(パンぺ)を持ってくるよう告げた。

傍牌を持って天附官へ現れたブヨンは、母の代わりに自分が神力を証明してみせるという。これを受けて、邪術を使った者たちが閉じ込められる天附官の監獄へブヨンを連れて行き、無事に傍牌を持ち帰ることができればその神力を認めるとチン・ム。

こうして神力を証明する為に監獄へ入ったブヨンだったが、早くも危機が訪れる。鬼気に襲われそうになったブヨンを救ったのは、ウク…?!

第8話感想

自分がナクスだと気付いてしまったブヨン・・

最初はブヨンが一刻も早く記憶を取り戻して欲しいと思っていましたが、こんな悲しい展開になるとは。いくら記憶が戻ったといっても、ウクにとってナクスは自分の命を奪い去った相手。さらに今もナクスの最期を想って胸を痛めるウクを見て、ブヨンは自分がナクスであると明かすことができません。

イ先生の話によると、ブヨンの神力が完全に戻ればナクスの魂は消えてしまうとのこと。ウクの力をもってすれば、ブヨンの魂を追い出してナクスの魂を残すことも可能だといいます。しかしそれは、還魂術と同様禁じられた行為…。結局、救う術はあってもそれを実行できないとわかったとき、さらなる苦痛に身をさらすことになってしまうウク。真実を知りながらもイ先生がウクにそれを明かさなかったワケが、少しだけ理解できました。

そして第8話のエンディングでは、ブヨンを助けに現れたウクがその目に浮かぶ青い光を目にします。ウクもまた、ブヨンの正体に気付いたでしょうか。最後まで見逃せない展開となった「還魂2」。残り2話でどんな結末が待っているのか、楽しみです!


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