韓国ドラマ時代劇 あら感

還魂(かんこん) 5話・6話 あらすじと感想

還魂





還魂 (かんこん) 환혼 2022年放送 tvN 土日 全20話

neroさん

第5話視聴率5.352%

第5話あらすじ

還魂術によってナクス(コ・ユンジョン)の魂が宿ったムドク(チョン・ソミン)は、すっかりやる気を失くした弟子チャン・ウク(イ・ジェウク)を連れて、タニャン谷へ向かいます。タニャン谷はかつてナクスが暮らしていた場所。しかし、やっとのことでたどり着いたタニャン谷は、ムドクが知るそれとはどこか様子が違っていました。

そんななか、ムドクの前に現れたのは毛むくじゃらの犬。鬼狗(キグ)が宿った犬はムドクを見て激しく吠えますが、つづけて現れたウクを見て思わず動きを止めます。ウクがかつて壷を壊した相手だと気付き、怖気づく犬。

その頃、松林では術士家系の長たちが集まり、万長会が開かれていました。世子の果たし状を前にウクが逃げ出したことを受けて、いっそのことウクの術士としての資格をはく奪してはどうかと一同。そんな皆に向かって、パク・ジン(ユ・ジュンサン)は「かつて弟子だった者を廃人にしようだなんて言葉が、よくもそう簡単に言えますね!」と檄を飛ばします。

ウクの代わりに一日中重たい荷物を運び、体力が底をついたムドク。気絶したように眠りにつくムドクを見て、ウクは寝床に運びます。そんななか、家主の“イ先生”ことイ・チョル(イム・チョルス)が戻ってきます。ぐっすりと眠るムドクを見て、それが還魂人だと気付くと、暴走して石化する前に殺してしまおうとイ先生。しかし、ムドクの身体から漂う激しい水気を感じ取ったイ先生は、しばらく様子を見ることに。

翌朝、目を覚ましたムドクは、ウクと一緒にお茶を飲むイ先生を見て驚きます。イ先生が相当な力の持ち主だと知ったムドクは、先生のもとで修行を積めとウクに促すも、その方法に納得がいかないウク。

松林で見つかった還魂人が天附官の所属だと知ったパク・ジンは、調査団を派遣。地下室に隠してある死体が見つかっては困ると考えたチン・ム(チョ・ジェユン)は、部下に命じて死体を外に運び出そうとします。そこへ、パク・ジンの指示を受けて見張っていたソ・ユル(ミニョン / NU’EST)とパク・ダング(ユ・インス)が。男たちを追い込む2人でしたが、あと一歩の所で逃してしまいます。残された荷車に置かれていたのは、ウクが失くした令牌…。

荷車から見つかった令牌がウクの物だと知ったパク・ジンは、ユルとダングにウクに会って、令牌を失くした時のことを詳しく聞いてくるようにと言います。その頃、なかなか修行に精を出そうとしないウクに呆れたムドクは、1人でチソル楼へ。そこでチン・ムに仕えるキルジュ(チェ・ジホ)らに捕まりそうになったムドクは、通りかかった世子(シン・スンホ)に助けを求めます。

助けてもらったお礼として、勧められるがままに酒を口にするムドク。すっかり酔っぱらったムドクを抱え、ふたたびタニャン谷へ戻るウク。そんな2人の前にユルとダングが現れます。足を滑らせて岩から落ちそうになるムドクを抱きとめるユル。

その日、目を覚ましたムドクは1人で丘の上へ。目の前に佇む巨大な木を見つめ、「酔った勢いで登れるかと思ったが、思ったよりも高いな。」と呟くムドク。ムドクを探して同じく木の前に立ったウクは、「あの木に登りたいか?俺がお前を必ず、木のてっぺんまで連れてってやる。」と約束します。

第5話感想

ムドクのために、木のてっぺんに登ることを決意したウク!

かつて自らが修行をつんだタニャン谷へウクを連れて行ったムドク。そこで2人を待っていたのは、相当な力を持つ術士イ先生でした。イ先生がムク犬を連れて還魂人を探していたことから、てっきりムドクの敵になるかと心配していましたが、どうやらそうでもなさそう。。

ムドクの中に宿る魂が普通とは違うと知り、しばらく様子を見ることにしたイ先生。そんななか、せっかくの機会だとイ先生のもとで修行をしてはどうかと勧めるムドクでしたが、ウクは断固として拒否します。それもそのはず、イ先生の修行には色欲を断つお茶が必要不可欠だったのです。どうせ使う相手もいないくせにとぼやくムドクと、いつかは機会があるかもしれないと主張するウク。2人の真面目なやり取りがなんともコミカルで、思わず笑ってしまいました。

ふたたびタニャン谷へ戻ったウクは、ムドクに木のてっぺんまで登ってみせると約束。かつては自分の力で木の上まで上がることができたムドクでしたが、今の彼女にその力はなく…。ウクを通じて、ふたたびムドクは木のてっぺんまで登ることができるでしょうか。

一方、松林ではなんとかウクと世子の決闘を避けようと、様々な動きが。そんななか、チン氏の首長ホギョンは、娘のチョヨンをウクと結婚させようと考えます。一度婚約を破棄した2人。ウクはこのままチン家の婿になってしまうのでしょうか。ウクにはその気はなさそうですが、チョヨンはどうやらウクに気があるよう。問題は、肝心のウクがまだ、その事実を知らないということ。果たしてウクとムドクの運命は?

第6話視聴率6.639%

第6話あらすじ

過去、タニャン谷でナクスと顔を合わせていたユル。いつしかお互いの存在に惹かれ合う2人でしたが、ユルが父の命を奪った4大名家の出身だと知ったナクスは、もう二度と目の前に現れるなと言って剣を抜きます。それ以降、ずっとナクスに対する想いを胸に抱えたまま、今日まで生きてきたユル…。

ムドクと一緒に朝ごはんを作ることになったユルは、慣れないながらも一生懸命ムドクの指示に従います。そんな2人の姿を微笑ましく見守るダング。一方、ムドクがユルと一緒にいるのを面白く思わないウクは、あからさまに不機嫌な態度を見せます。ユルの代わりに後片付けをするムドクに「浮気するな!」とウク。その後、4人で丘に立つ巨木を眺めていると、ユルはてっぺんまで連れて行ってやろうかとムドクに聞きます。ユルの誘いをきっぱりと断るムドクを見て、満足げなウク。

川下で見つかった石化した男の死体を松林へ運んだイ先生。そんなイ先生にパク・ジンは、天附官が怪しいと告げます。パク・ジンの話から“ナクス”の名前が挙がると、ムドクの中に宿ったのが他でもないナクスの魂だと察するイ先生。見た目は若く見えるイ先生でしたが、実はホ・ヨムの師であり、パク・ジンのことも幼い頃から知っているといいます。

ダングから万長会で自分の気脈を絶つという話が出たと聞いたウクは、一度は手放した父チャン・ガン(チュ・サンウク)の剣をふたたび取り返すことに。ウクのプライドを傷つけてしまったかと後悔するダングでしたが、ユルは放っておけと一言。

松林へ戻ったユルは、パク・ジンとホ・ヨムにかつて、タニャン谷で会った少女がナクスのようだと明かします。さらにナクスの父親が天附官の数星職だったと聞いたと話すユル。話を聞いたパク・ジンは、ふと20年前に自分が命を絶った1人の男の顔を思い出します。

その頃、ムドクは岩の上に置かれた木笛を手に取っていました。木笛を燃やそうとして、ユルが自分に会いたがっていたと話していたことを思い出すムドク。結局、ムドクはその木笛を燃やすことができません。

翌日、なんとか世子を負かす方法がないかと頭を巡らせたムドクは、ウクに弾水法を取得させようと考えます。右手の封印を解き、落ちて来る水滴を剣で切る特訓をつづけるウク。そんなウクの姿を見たイ先生は、このままでは右手の毒が全身に巡り、やがて死ぬかもしれないと警告します。

その後、食事の席でウクの結婚話を口にするイ先生。勝手にチャン家に仕えるキム・ドジュ(オ・ナラ)がチン家との婚礼を結んだと知り、気が気ではないウク。するとウクは、ムドクにこのまま結婚すべきかと尋ねます。ウクの問いかけに、「私はただの侍女としてお前の傍にいるつもりはない。」と返すムドク。

船を下りたムドクはウクと離れ、1人でチソル楼へ。しかし、そこで待っていた天附官の者たちに捕まり、どこかへ連れて行かれます。ムドクを呼び出したのは他でもない世子でした。

世子のもとを後にしたムドクは、またしてもチソル楼の前で待つギルジュらを見てきびすを返します。そこへ現れたのは、ウクと婚礼を控えるチン家の次女チン・チョヨン(アリン / OH MY GIRL)。チョヨンが自分を陥れようとしていることに気付いたものの、ギルジュよりはマシだと考えたムドクは、チョヨンにつづいてチン家へ。

その頃、ドジュにチョヨンと結婚する気はないと話すウク。しかしドジュは、天附官の官主の座を守るためだと言って、聞き入れようとしません。そんななか、ウクのもとへチン家から鎮妖院(チンヨウォン)へ来るようにと連絡が。慌てて鎮妖院へ向かったウクは、ムドクがチン家の宝を盗んで姿を消したと聞き、耳を疑います。

第6話感想

またしてもトラブルに巻き込まれたムドク・・

果たしてムドクは無事なのでしょうか。チョヨンに連れられてチン家へ向かったムドク。実はムドクとウクの関係を疑ったチョヨンが、ムドクを罠にハメようとムドクにチン家の家宝である陰陽玉を持って自分に付いてくるよう命じたのです。実はムドクが手にする前から、真っ二つに割れていた陰陽玉。箱に触れた瞬間、ムドクはなぜか中身が既に割れていることに気付いていました。

このままでは濡れ衣を着せられると、一度はチョヨンの頼みを断ったムドク。しかし、そこにまたしてもギルジュが現れると、仕方なくチョヨンに言われた通りチン家へ向かうことに。そんななか、鎮妖院の中に入ったムドクは、自分に向かって話しかける謎の鏡を見つけます。ふと鏡の方に手を伸ばした瞬間、中に引きずり込まれてしまうムドク!

ウクを呼び出したチン家の首長ホギョンは、ムドクが陰陽玉を盗んで姿を消したと伝えます。果たしてムドクは、どこへ姿を消したのでしょうか。

今話、ユルと親し気にするムドクを見て、焼きもちをやくウクの姿が登場。面と向かって「浮気をするな!」と言ってしまうウクが、なんとも可愛らしいです(笑)


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