韓国ドラマ時代劇 あら感

七日の王妃 17話・18話 あらすじと感想






七日の王妃 7일의 왕비 全20話

quetalsurinoさん

七日の王妃 17話 視聴率6.5%

17話のあらすじ

ソノの死を目撃したジンソン大君(ヨン・ウジン)、チェギョン(パク・ミニョン)、ウロンガクシはショックと悲しみを隠せず、ジンソン大君は燕山君(イ・ドンゴン)のいる王宮に駆け付けます。ソノの刑を執行したのが父、シン・スグンだったことを知ったチェギョンは、父からすべては彼女とジンソン大君を呼び戻すための策略だったことを知らされます。

燕山君にわけを訪ねようと駆け付けたチェギョンは、ジンソン大君が王を殺そうとした逆賊として捕らわれるのを目撃します。ジンソン大君だけではなく、チェギョンも逆賊の妻として捕らわれます。一方、怪我をした燕山君を心配して訪れたシン・スグンは、すべてが燕山君のジンソン大君を殺す正当な理由を作るための演技だったことを知ります。

ジンソン大君も燕山君の罠にはまったことに気づき、発狂します。王宮に捕らわれたチェギョンに、燕山君はジンソン大君を凌遅処斬の刑(中国の凌遅刑のような処刑方法の一つ)にすると伝えます。ジンソン大君の命だけは守りたいと思ったチェギョンは、人質となり一生王宮に残ると約束をします。燕山君はチェギョンの言葉に、靭帯を破損させ歩けなくなる断筋刑を下します。翌日、ジンソン大君の刑が行われ、事前に買収した執行人により、深い傷を負うことは避けられます。

この頃から、燕山君は狂い始め過去、燕山君の実母が廃妃になった事件に関わった人物を残酷に処刑し始めます。王になることを決心したジンソン大君は、ウロンガクシを動かし燕山君から王位を奪い返すための計画を始めます。ウロンガクシの動きを知ったパク・ジュンウォンは、シン・スグンに燕山君なのか、ジンソン大君なのかの選択を迫ります。

燕山君は王宮に人質として捕らわれたチェギョンに頻繁に会いに訪れます。燕山君の訪問に気が重くなるチェギョンは、燕山君に訪問を控えるよう伝えますが、謹慎中のシン・スグンからの手紙をチェギョンに読ませるために、燕山君はその後もチェギョンを訪れます。

ジンソン大君とウロンガクシは計画通り、反乱のため王宮に侵入することに成功します。ジンソン大君はチェギョンを迎えに行きます。

17話の感想

ジンソン大君とチェギョンの切ない恋がエンディングに向けて動きだしました。燕山君の計略で処刑されることになったジンソン大君を助けたのは、チェギョンでした。逆賊とは主君に背くことを意味しますが、ジンソン大君を正当な理由で殺すためには逆賊にする必要がありました。彼が逆賊の罪に問われると、妻のチェギョンや彼女の家族も同じく逆賊としての罪に問われます。チェギョンへ思いを寄せる燕山君が彼女を逆賊にするわけはないので、彼女をそばに置く彼の計略だったのでしょうか。

ジンソン大君のために王宮で辛い時間を送るチェギョン。ジンソン大君への残酷な仕打ち以降、燕山君をこれまでのようには見られないチェギョンとは違い、燕山君は彼女に会わずにはいられない様子。彼の希望通り、ジンソン大君からチェギョンを奪ったものの、彼女の気持ちまでは手に入れられないため、今後さらに暴走しそうな予感がします。

ジンソン大君の刑が行われる際、彼を見守ったチェギョンは、すべてを受け入れないといけない立場に立たされるところが、チェギョンが可哀そうです。今後、チェギョンの父は反乱に加わることなく、燕山君の家臣として命を落とすことになります。その結果、チェギョンも王妃になって1週間で廃妃されることになりますが、ドラマではチェギョンが死を迎えるようなので、その結末が悲しいです。

本来反乱は燕山君を追い出すために集まったパク・ジュンウォンを中心として行われ、ジンソン大君が後から即位した形でしたが、ドラマではジンソン大君が中心となり燕山君を追い出すことになるようです。

ジンソン大君が刑を受けてから屋敷に戻った後、チェギョンの夢を見るほど彼女を思っている気持ちが伝わり切なくなるシーンがあります。チェギョンは現れたジンソン大君を目の前にしてもすぐに実感がわかないようです。チェギョンを見つめるジンソン大君の目にたまる涙の意味は、今後訪れるチェギョンとの悲劇を意味するのでしょうか。

燕山君が登場する歴史ドラマでは必ず登場するシーンが、「7日の王妃」でも登場しました。燕山君の母シン氏を廃妃に追い込んだ側室の殺害を命じる燕山君が怖かったです。イ・ドンゴンが演じる燕山君は最初にイメージしていた通り、これまで一番ヒステリックなイケメンの燕山君だと改めて感じました。今後燕山君はどのような最後を迎えることになるのでしょうか。

quetalsurinoさん

七日の王妃 18話 視聴率7.7%

18話のあらすじ

王宮に忍び込んだジンソン大君(ヨン・ウジン)はチェギョン(パク・ミニョン)のもとへ向かいま。その時、チェギョンに会いに来た燕山君(イ・ドンゴン)は彼女を散歩に誘います。チェギョンの様子が普段と違うことに気づいた燕山君は、ジンソン大君が王宮に侵入したことを知ります。

王宮内外でジンソン大君がひきいるウロンガクシ(反乱軍)と、燕山君を保護する軍の対立があり荒れる中、ジンソン大君はついに燕山君の前に姿を現し、互いに剣を向けた二人の最後の対決が始まります。命を懸けた戦いにどちらも譲れない状況が続きますが、ジンソン大君は燕山君の剣を奪い反乱は成功します。

すべてが終わったと安心するチェギョンとジンソン大君ですが、反乱に成功したにも拘わらず複雑な心境になります。反乱に参加した家臣は慈順大妃(チャスンテビ)に新しい王としてジンソン大君の即位を申し出ます。ジンソン大君が即位することにより、燕山君、王妃シン氏、世子を含めた王子たちはそれぞれ違う場所に送られることになります。辛い立場に置かれたチェギョンは、彼らの将来を心配し、ジンソン大君はそばにいながらもチェギョンの気持ちが分からず不安になります。

両親が安全な場所にいると思っていたチェギョンに、両親が亡くなったとの知らせが届きます。まさかと思いながら駆け付けると、二人はすでに亡くなっておりチェギョンはショックで気を失います。後から知らせを聞いたジンソン大君も駆け付け、亡くなった義理の両親と気を失ったチェギョンを発見します。

意識が戻ったチェギョンは何かを決心した様子で、ジンソン大君中宗)のもとに向かいます。チェギョンを心配していたジンソン大君は、彼女を抱きしめます。チェギョンは燕山君から渡されていた剣でジンソン大君を刺そうとします。ジンソン大君を刺すことができずためらう彼女に、ジンソン大君は剣を持った彼女の手を自らの心臓の方に持っていきます。

18話の感想

反乱に成功したジンソン大君ですが、全く嬉しそうに見えなく、燕山君の最後の言葉のように今後、王になる苦しみを感じることになるのでしょうか。悲しい展開が続きますが、結末も悲しいようなので、早くドラマが終わって欲しいような、不思議な気持ちです。

ジンソン大君が起こした反乱が成功した時の燕山君の演技がすごいです。すべてを失った燕山君の気持ちが伝わってきました。逃げることをあきらめ燕山君の胸の中で死ぬことを選択したチャン・ノクス。死んだチャン・ノクスを抱いたまま、苦しく泣き叫ぶ燕山君は、彼をありのまま受け入れてくれた存在を失ったことに気づいた叫びだったのでしょうか。

チェギョンの父シン・スグンは、最後まで燕山君の右腕として死を迎えます。最後、家臣としてではなく家族として燕山君のもとに向かおうとする彼の命を奪ったのは、パク・ジュンウォンだったのでしょうか。チェギョンは亡くなったシン・スグンが握っていた何かを見つけます。シン・スグンの死にジンソン大君が関係あるとチェギョンに思わせるためのパク・ジュンウォンの計略だったのでしょうか。

ジンソン大君を殺そうとしていたチェギョンに、人の命を奪うためには心臓を狙う必要があると話し、自ら彼女の手を心臓の近くに寄せるジンソン大君。ジンソン大君は自ら胸を刺したのでしょうか。二人は予言通り、結ばれてはいけない相手だったのでしょうか。ジンソン大君とチェギョンがハニャンに戻ることなく、ナムドに向かっていたら二人には明るい未来が待っていたのでしょうか。

間接的であろうとチェギョンの両親の死を追い払ったジンソン大君は、チェギョンとは幸せになれない仲になってしまったのが悲しいです。最終話で、「パリの恋人」のような、すべてはチェギョンの夢だったみたいな終わりがあったりしないのでしょうか。

七日の王妃 19話・20話(最終回) あらすじと感想

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