韓国ドラマ時代劇 あら感

コッソンビ 二花院(イファウォン)の秘密 9話・10話 あらすじと感想

コッソンビ熱愛史





コッソンビ熱愛史 꽃선비 열애사 2023年放送 SBS 月火 全18話

neroさん

第9話視聴率3.7%

第9話あらすじ

試験を終えて二花院へ戻ったカン・サン(リョウン)は、ユン・ダノ(シン・イェウン)に向かって、自らが廃世孫イ・ソルであると明かした。世子の形見である輪図(ユンド)をダノの縁側に置いたのも、他でもないサンだった。衝撃の告白に戸惑いを隠せないダノ。そんななか、ユク・ユクホ(イン・ギョジン)らが戻ってくる。

サンを追って稽古場についていくダノ。昨日負った傷口がすっかり開いても、泣きごと一つ言わずにぐっと堪えるサンを見て、ダノは心を痛める。そして、自分がサンを二花院へ連れてきてしまったと後悔の言葉を口にするダノ。そんなダノに向かって、ずっと会いたかったとサンは想いを告白した。

これからどうするつもりかと聞かれ、サンは内禁衛になって王をこの手で断罪すると答える。これには驚くダノだったが、いくらダノが反対してもサンは既に心を決めていた。心配するダノに向かって、「お前に救われたこの命、そう簡単に捨てはしない。だから心配するな」とサン。

その頃、チョン・ユハ(チョン・ゴンジュ)は実の父が残したという遺書に目を通す。そこには、世子イ・ピョンの名が。実はユハの本当の父は、現王のイ・チャン(ヒョヌ)によって殺された世子だったのだ。

サンのことが気がかりなダノは、清へ向かう船を手配しようとする。そんなダノの姿を見た富営閣の妓生パンヤ(ファン・ボルムビョル)は、チャン・テファ(オ・マンソク)にこれを報告。イ・ソルさえ見つかれば、パンヤを免賤してやるとテファはいう。

ダノに正体を明かしたサンは、番人がダノを排除しようとするのではないかと不安に思う。助力者に番人の正体を尋ねるも、彼もまた、番人の居場所については知らないという。それよりも自分の身を案じるようにと助力者。

そんななか、キム・シヨル(カン・フン)の説得に心を動かされたダノの姉ホンジュ(チョ・ヘジュ)が二花院へ戻ってくる。ふたたび姉と再会を果たしたダノは、ほっと安堵した。

一方、ダノの動きを知ったテファは、ユクホを呼び出す。ダノがイ・ソルの正体に気付き、それを隠していると告げるテファ。これには信じられないといった様子のユクホだったが、テファはこのままダノがイ・ソルを連れて朝鮮を去れば、一家は皆打ち首だと話した。そして、イ・ソルを見つけ次第すぐに報告しろと言い、そうすればユクホに官職を与えるとテファ。その後、王と謁見したテファは、ダノが持っていた輪図を差し出す。

内禁衛として宮へ出勤したサンは、かつて母と父と共に過ごした日々を振り返った。その夜、富営閣でサンともう一人の新人、ユン・グナム(チェ・テファン)の歓迎会が開かれる。すっかり酔っぱらってしまったサンは、その場でつぶれてしまう。サンを横に寝かせたパンヤは、その足首に赤い斑点を発見。

王座に就くことを決意したユハは、自分の出生の秘密について知るファリョン(ハン・チェア)に、本当の母は誰かと聞く。しかし「卑しい身分だった」とだけ話し、明確な返答を避けるファリョン。

左議政のシン・ウォノ(アン・ネサン)と会ったユハは、望み通り自分が王座に就くと伝える。するとウォノは、いくら血の繋がりがあっても隠し子であるユハに従う者はいないだろうとし、廃世孫イ・ソルとして王座に就けと言った。これには驚くユハだったが、確かにユハが王座に就くしかそれしか方法はないと知る。

その頃、ノ・ソンギル(イ・ジュニョク)を呼び出した大妃(ナム・ギエ)は、王によって殺された尚宮に代わって、新たな番人への資金渡し役を担って欲しいと頼む。大妃はこれまで幾度となくイ・ソルを裏切ってきたソンギルが、まさか番人へ資金を伝達しているとはだれも疑わないだろうと考えたのだ。しかし、大妃の使いを受けて立ち去るソンギルの姿を、パク貴人(キル・ウネ)が仕込んだ侍女が見ていた。

そんななか、宮廷へ呼び出されたダノ。ダノを呼び出したのは他でもない、王イ・チャンだった。ダノがイ・ソルの逃走を手伝ったと知った王は、その首を絞めようとし…。

第9話感想

王イ・チャンの怒りに触れてしまったダノ!果たしてダノは、無事にこのピンチを切り抜けることができるでしょうか。さらにその様子を内禁衛として見ているサン。万が一サンが剣を抜くようなことがあれば、これまでの努力が水の泡に…。なんとも緊迫した展開となりました。

前回のエンディングで、ダノに自らがイ・ソルであることを明かしたサン。今話、サンもまた番人の正体を知らないことが明らかとなりました。世孫を守る番人とは、一体誰なのでしょう。

大妃に頼まれて番人の養成所?のような場所を訪ねたソンギルは、師範にイ・ソルを守る番人は誰かと聞いていました。しかし、番人同士でも誰が誰を守っているかはわからないよう。唯一確かなのは、番人はいつも世孫のそばにいるということ。そうなるとシヨルがやはり有力な気がしますが、過去にソンギルの裏切りでテファらに追いつけられた時、イ・ソルを守った番人はすでに成人していたように見えました。だとすると、シヨルではない可能性も。

また、ユハが殺された世子の隠し子だったことが判明し、ますます面白い展開となってきました。次回の展開にも期待です!

第10話視聴率3.7%

第10話あらすじ

ダノに輪図(ユンド)を渡した王は、動揺した様子で思わずそれを落としてしまうダノを見て、テファの話が本当だったと気づく。そして、幼いイ・ソルを逃がしたダノの首を絞める王。するとダノは、イ・ソルを助けたことを後悔していないと語った。そんなダノを気に入った様子の王は、褒美を与えてダノを帰す。

その頃、ソンギルと顔を合わせたユハは、亡き父が残した遺品を見せる。ユハが世子の隠し子であることを確認したソンギルは、本当にイ・ソルとして王座に就くつもりかと聞く。現王の暴政を止めるためなら、いくらでもイ・ソルになってみせるとユハ。

つづいてファリョンが現れると、てっきりテファ側の人間だと思っていたファリョンがウォノの下で動いていると知り、驚くソンギル。そして、ユハに向かって「生母によく似ている」と一言。

ダノから師匠であるダノの父が亡くなった日のことを聞かされたユクホは、王がその件には何も触れなかったと知って驚く。さらにイ・ソルの正体を知っているかと尋ねるユクホだったが、ダノは「今は何も答えられません」と伝えた。

一方、ファリョンと二人きりになったユハは、唯一の血縁であるイ・ソルを探すという。もし本物のイ・ソルが現れれば、偽のユハは用無しになってしまうとそれに反対するファリョン。

宮廷での勤務を終えて帰宅したサンは、ダノが無事だと知って安堵する。「俺が死ぬよりも怖いのが何か知っているか?また大切な人を失くすことだ」と語るサンを見て、ダノは思わずドキッとしてしまう。

翌朝、いつものように宮廷に向かおうとするサンの前に、一人の男が現れる。それは以前、テファの前で自らをサンの幼なじみと言っていた男だった。男はサンに近づき、3日以内に金を用意しなければ、テファに本当のことをバラすと脅した。

その日、先輩たちの反感を買って一人で武器の整備をすることになったサンは、机の上に置いてあった日誌を手にとる。

本格的に動き出したユハは、木人会の仲間のもとへ。そして、父が残した遺品を見せ、自らが廃世孫イ・ソルであることを明かすユハ。しばらくして、都のいたる所にイ・ソルが現れたことを示唆する貼り紙が登場した。

その頃、離れにこもりっきりのホンジュを連れ出し、酒房へ連れて行くシヨル。ダノのためにも二花院を宣伝しようとするホンジュだったが、幽霊の噂によって失敗。そこへ馬に乗ったテファが現れる。ホンジュによく似た士(ソンビ)を見て思わずハッとするテファだったが、もちろんそれが本物のホンジュだとは気付かず…。

科挙の試験結果が発表され、ユハはもちろん、ユクホも合格する。これに喜ぶダノだったが、二花院へ戻るとそこにはまたしても王の使いが。不安をあらわにするダノとは裏腹に、王は囲碁の相手をさせるだけだった。その後、テファからなぜダノを放っておくのかと聞かれ、イ・ソルをおびき出すためだと答える王。

サンが心配なダノは、姉ホンジュに心の内を明かした。すっかり酔っ払ったダノは、サンの部屋の前でサンの帰りを待つ。一方、内禁衛の日誌から王の警護が手薄になる時があることを知ったサンは、そのタイミングを狙って王を討つと計画。

帰宅後、酔っ払って頬を赤く染めるダノを見て、サンは驚く。すると、サンの顔をじっと見つめ、その頬にキスをするダノ。

そんななか、サンの幼なじみを名乗った男がサンに雇われた偽者だと知ったチェ・ジョンス(ソン・ジヒョク)は、男のフリをしてサンを呼び出す。あっという間に漢城府の兵たちに囲まれてしまうサン。本当の名前を明かせと迫るジョンスに向かって、サンは「私の正体を知れば、ここにいる皆が死ぬことになるだろう」と警告した。

構わず剣を抜くジョンスだったが、そこへ現れたのは番人。番人は一切ためらうことなく、男たちを次々に斬り捨てていく。

殺戮を終えた番人に、サンは顔を見せるよう命じた。その場に跪いた番人は、ゆっくりと顔を覆っていた布を取る。番人の正体はサンもよく知る人物、シヨルだった…!

第10話感想

番人の正体はシヨル!やはりシヨルが世孫を守る番人だったんですね~。次から次へと男たちを切り殺していくシヨルの姿に、普段とのギャップを感じずにはいられません。

同じく番人の正体を知らなかったサンは、これまた驚きの表情を浮かべていました。それもそのはず、普段のシヨルはちゃらんぽらんで、武術とは縁がないように見えましたからね。ラストのきりっとしたシヨルも素敵です。

そして、いよいよ偽のイ・ソルとして王座に就こうと動き出すユハ。ユハと並んで座るファリョンを見て、ソンギルが言った一言がなんとも意味深でした。どうやらソンギルは、ユハの実母が誰かを知っているようです。ということは、やはりファリョンがユハの実母なのでしょうか。

ドラマも折り返しに差し掛かり、ますます面白くなってきました。急接近するダノとサンの恋の行方からも、目が離せません!


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